「カフェ・ド・アニマルのお料理は、楽しくて、美味しい。
パンダのおにぎりとか、くまちゃんのパンケーキとか、動物の特徴とお料理、お菓子をうまく組み合わせているんだ。
みんなで考えたものは、動物のカップケーキです。
子ども達はお菓子が大好き。
大人も、お菓子を食べると子ども達と同じように明るい気持ちになれる。
みんなが笑顔になるのを、動物達は手伝ってくれる。
カフェ・ド・アニマルの皆さん、こんなメニューはどうですか?」
文章を読んだユヅル達は、
最近の投稿
カテゴリー
「カフェ・ド・アニマルのお料理は、楽しくて、美味しい。
パンダのおにぎりとか、くまちゃんのパンケーキとか、動物の特徴とお料理、お菓子をうまく組み合わせているんだ。
みんなで考えたものは、動物のカップケーキです。
子ども達はお菓子が大好き。
大人も、お菓子を食べると子ども達と同じように明るい気持ちになれる。
みんなが笑顔になるのを、動物達は手伝ってくれる。
カフェ・ド・アニマルの皆さん、こんなメニューはどうですか?」
文章を読んだユヅル達は、
(ユヅル)「わぁ、これは…」
紙には、かわいい動物のカップケーキの絵が描かれています。
お父さんとおばあちゃんは紙をじっくり見て、
(ミール・ユヅルの父)「お客様達、一生懸命書いてくれていたね。」
(ミール・ユヅルの祖母)「みんなで楽しく考えられていたわ。」
文章にはこんなことが書かれています。
お客様達は、入り口のところに置いてある紙にアイデアを書き始めました。
ユヅルのお父さんとおばあちゃんはユヅルに言いました。
(ミール・ユヅルの父)「ユヅル、お客様達は、いろんなアイデアを考えてくれているみたいだよ。」
(ミール・ユヅルの祖母)「わたしもわくわくしてきたわ。」
(ユヅル)「どんなアイデアかな?」
お店の営業時間が終わった後、ユヅル達は入り口のところに置いてある紙を見てみました。
「カフェ・ド・アニマルのお料理、お菓子にはみんなと動物が楽しく過ごせるようにって気持ちが込められているんだよね。」
「みんなが笑顔になれるメニューがいいな。」
「大人の人も、子ども達も、みんながおいしく食べられるメニューがいいわね。」
「心をわくわくさせたいな。」
子供達も、お父さんお母さん達も、いろんなアイデアを出し合っていきます。
「お父さんはどんなのがいい?」
「お母さんのアイデアも聞きたいな!」
元気な声をかけました。
「えっ、お母さん達も?」
「もちろんだよ。」
子ども達は張り紙の「お子様も、大人の方のアイデアも大募集です!」というところを指しました。
お父さんお母さん達は優しく笑って、かがんで子ども達の目の高さに合わせます。
「アイデアを書いていいんだって!」
「僕達も新メニューを考えるのに参加できるの?面白そう!」
子ども達はアイデアを出し合い始めました。
「かわいい動物のメニューがいいわ。」
「面白いのもいいな。」
子ども達が楽しそうに話すのを、お父さんお母さん達は見守っています。
すると子ども達は、
ユヅルは自分の考えたものばかりを作るのではなく、お料理やお菓子作りを通して、作る人と楽しむ人の心を繋げたいと思ったのです。
お客様達が店内に入ってきました。
1人の子がポスターに気づきました。
「あれ、カフェ・ド・アニマルが新メニューを考えるみたい。」
1人の子の声に、他の人達もポスターに目をやりました。
「カフェ・ド・アニマルの新メニューを考えたいと思っています。
今度の新メニューはお客様達の声を聞いてみたいなって思います。
入り口のところに紙が置いてあるので、アイデアがあったらそこに文やこんなメニュー」があったらいいな」のイメージのイラストなどを記入してください。
お子様も、大人の方のアイデアも大募集です!」
ポスターには、お料理やお菓子、動物のイラストも描かれています。
おばあちゃんはポスターを見ながら、
(ミール・ユヅルの祖母)「よく思いついたわね、ユヅル。」
(ユヅル)「お客様達はどうかな?」
このポスターは、ユヅルのアイデアです。
ユヅルはしばらくじっと考え込んでいました。
そんなユヅルを、お父さんとおばあちゃんは優しく見守っています。
お客様達を見ていると、はっと、ユヅルの瞳がキラリと光りました。
あるアイデアが浮かんだのです。
ユヅルの瞳が光ったのを、お父さんとおばあちゃんは見ていました。
ユヅルは口を開きました。
(ユヅル)「僕、アイデアがあるんだけど、こんなのはどう思う?」
(ミール・ユヅルの父)「どんなアイデアだい?」
(ミール・ユヅルの祖母)「おばあちゃんも知りたいわ。」
ユヅルはお父さんとおばあちゃんにアイデアを話しました。
数日後、カフェ・ド・アニマルにはこんなポスターが貼られました。
お客様達の笑顔を見たユヅルは、あることに気づきました。
お客様達は「おいしい」というときに、目がキラキラしています。
このカフェ・ド・アニマルで過ごす時間を通して、その人の1日に幸せができているのです。
そして、ユヅルは自分の心にも優しい光が灯っているのに気づきました。
ユヅル達の大切なお家でもあり、家族の思い出がつまったカフェ・ド・アニマル。
ユヅル達は毎日お客様が笑顔になれるように、心を込めてお料理やお菓子を作っています。
お客様達が笑顔になってくれたら、お客様にもすてきな思い出が増えます。
みんなの笑顔で、お店の人達とお客様の心は繋がります。