「ありがとう、ユヅルお兄ちゃん!みんなの笑顔に繋がるように、頑張って模様を描こう!」
その子は木の枝のペンをしっかり持って、楽しそうに模様を描いていきます。
それを見たユヅルはうれしそうに笑いました。
(ユヅル)「よし、お兄ちゃんも頑張るよ!」
ユヅルも張り切って模様を描き続けます。
それを見ていた他の子ども達も、
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「ありがとう、ユヅルお兄ちゃん!みんなの笑顔に繋がるように、頑張って模様を描こう!」
その子は木の枝のペンをしっかり持って、楽しそうに模様を描いていきます。
それを見たユヅルはうれしそうに笑いました。
(ユヅル)「よし、お兄ちゃんも頑張るよ!」
ユヅルも張り切って模様を描き続けます。
それを見ていた他の子ども達も、
ユヅルはその子の目を真っ直ぐ見つめて言いました。
(ユヅル)「誰が1番上手かなんて、比べなくていいんだ。楽しく作って、みんなで笑顔になれる、それが1番だよ。」
その子もユヅルの瞳を見つめ返します。
ユヅルの目は透き通っていて、みんなの心にそっと寄り添ってくれています。
その子の瞳がキラキラと輝きました。
(ミール・ユヅルの父)「ユヅルのアイデアは素晴らしいね。」
(ミール・ユヅルの祖母)「ユヅルと、お父さんと新メニューを作れてよかったわ。」
ユヅルは胸の奥がぎゅっと熱くなりました。
カフェ・ド・アニマルで過ごす時間を通して、お客様も、家族も笑顔になれるのは、とてもあたたかく、大切なものでした。
ユヅルはもう、無理に上手になろうとはしません。
お客様達の笑顔を大切に、楽しくお料理やお菓子を作るようになりました。
すると、お料理やお菓子も美味しくなって、お父さんとおばあちゃんの笑顔も、お客様達の笑顔も増えていったのでした。
お客様達はカップケーキを食べて、
「すごくおいしい!」
「優しい気持ちがこもっているわね。」
子ども達も、大人の人達も、とてもすてきな笑顔を見せてくれました。
ユヅル達もとても幸せな気持ちでした。
(ユヅル)「よかった、お客様達が笑ってくれて。」
お父さんとおばあちゃんはユヅルに言いました。
「すごくかわいいわ!」
「飾り付けもステキだね!」
カラフルな模様のお皿には、かわいらしい動物のカップケーキがたくさん乗っていて、優しい甘い香りがふんわりとただよいます。
チョコのたてがみのライオンのカップケーキや、ミルククリームのうさぎのカップケーキ。
マーブルチョコやいちごやさくらんぼできれいに飾り付けしてあります。
動物達の目はみんなかわいくて、優しくて、子ども達の大人の人達にも、楽しい時間を贈ってくれます。
(ユヅル)「新メニューが完成しました!」
それを聞いたお客様達は、子ども達も、大人の人達も、
「わぁ、楽しみだなぁ!」
「ユヅル君達、頑張ったんだね。」
お客様達の瞳が輝くのを見て、ユヅル達もうれしくなりました。
(ユヅル)「今お持ちします。」
ユヅル達はキッチンに入ります。
ユヅル達がキッチンからお客様達の元に戻ると、みんなは明るい笑顔になりました。
(ユヅル)「しろくまのカップケーキは、ミルクチョコを使うのはどうかな?飾りにベリーもつけてみたいな。」
ユヅルはメニューを考える時、いろんな想像をしてついはしゃいでしまいます。
お父さんとおばあちゃんはそんなユヅルを見るのが大好きです。
(ミール・ユヅルの父)「うさぎのカップケーキにはチョコでリボンの飾りをつけてみようかな。」
(ミール・ユヅルの祖母)「お花の飾りもつけてみたいわ。」
お客様たちとの繋がりと家族の繋がりが合わさり、心がぽかぽかします。
たくさんのアイデアが次々と生まれていきます。
後日、お客様達がカフェ・ド・アニマルに来ると、ユヅル達は、
ユヅルは、メニューのアイデアを書いているノートを開け、鉛筆を取り出しました。
(ミール・ユヅルの父)「まずはイメージを作ろうか。」
ユヅルは色鉛筆を手にとって、カップケーキの絵を描いていきます。
小さなくちばしがかわいいペンギンのカップケーキ、真っ白なしろくまのカップケーキ、いろんなカップケーキの絵をおばあちゃんは楽しそうに見ています。
ユヅルは1つ1つのカップケーキの絵を丁寧に描いていきます。
絵が描けたら、次はカップケーキをどんな風味、トッピングにするかを考えます。
(ユヅル)「父さん、おばあちゃん、これを作ってみようよ。」
(ミール・ユヅルの父)「ああ、この文章や絵を見ているだけで、キッチンに立ちたくなるよ。」
(ミール・ユヅルの祖母)「みんなでお客様が考えてくれたメニューを形にしましょう。」
ユヅルはどんな飾り付け、風味にするかを考えにお部屋に行きます。
「カフェ・ド・アニマルのお料理は、楽しくて、美味しい。
パンダのおにぎりとか、くまちゃんのパンケーキとか、動物の特徴とお料理、お菓子をうまく組み合わせているんだ。
みんなで考えたものは、動物のカップケーキです。
子ども達はお菓子が大好き。
大人も、お菓子を食べると子ども達と同じように明るい気持ちになれる。
みんなが笑顔になるのを、動物達は手伝ってくれる。
カフェ・ド・アニマルの皆さん、こんなメニューはどうですか?」
文章を読んだユヅル達は、