ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」131

(ミオ)「あら?」
ミオがバラとバラの間を覗き込むと、そこにはミオの靴が落ちていました。
(ミオ)「あったわ!」
ミオは花壇の中から靴を取り出して、履きました。
辺りを見回すと、もう日が暮れてきています。
(ミオ)「そろそろ帰らないとね。」
ミオは家に向かいました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」130

(ミオ)「どこに行ったのかしら…?」
レオ達が遊んでいる時でも、他の子が飛ばした靴を探しに行っているのを見ていましたが、公園は草木も多いため、見つけるのは少し大変です。
時々何人かの子ども達で協力して探しているのも見たことがあります。
いろんなことが起きるのが、公園の遊ぶことの面白さかもしれません。
そんなことを考えながら、ミオがふと花壇を見回すと、大きな花をたくさん咲かせたきれいなバラの花壇が目に入りました。
ミオが思わず花壇を覗き込むと、バラとバラの間に植物とは違う、見慣れないものがあります。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」129

靴は高く舞い上がって、花壇の方に落ちました。
(ミオ)「取りに行かないと…」
ミオはブランコを降りて、花壇の方に行きました。
花壇の中には入らないようにしてお花の隙間を見てみましたが、靴は見当たりません。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」128

(ミオ)「実は…わたしも、みんながいない時にそれをやってみたのよ。」
(レオ)「えっ、姉ちゃんも?」
レオや他の子ども達がブランコに乗って靴を飛ばす遊びをする様子をミオは少し離れたところから見ていました。
ミオは身につけているものを飛ばすのをちょっと恥ずかしく思っていたのです。
でも、レオ達がとても楽しそうに遊んでいるのを見て、ミオも公園にみんながいない時に、靴を緩めてブランコを漕いでみました。
(ミオ)「えいっ!」
靴はポーンとミオの足から離れます。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」127

イオは家に帰って、ミオとレオにロルトの公園での思い出を聞いてみました。
(ミオ)「あの公園、よくみんなで遊びに行ったわね。」
レオはにっこりしながら言います。
(レオ)「ブランコに乗って、靴を飛ばすのが楽しかったな。」
誰が1番遠くまで飛ばせたかな?と子ども達の間で盛り上がっていました。
それを聞いたミオは、ちょっとドキドキしながら言いました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」126

(ラブ)「たくさんの人の心に、たくさんのすてきな思い出があるのね。」
(フルア)「みんなに、思い出のことを聞いてみましょう。」
みんなはにっこりうなずきます。
ラブ達は街の方に飛んでいき、イオ達はそれぞれの家に向かいます。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」125

(イオ)「僕のお兄ちゃん、お姉ちゃんもロルト君の公園で遊んだことがあるよ。」
(ピピ)「ピノとピムと遊びに行ったこともあるし、母さん、じいちゃんも遊んだことがあるって聞いたよ。」
(ミール)「カフェに来てくれるお客様達も、ロルト君の公園のことを話しているのを聞いたことがあるよ。」
(ミラリィ)「それに、ロルト君の公園には街の人達だけじゃなくて、小さな生き物もたくさんいるわよ。」
ロルト君の公園には、もっとたくさんの思い出がつまっているようです。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」124

(ピピ)「俺は遊具や自然がたくさんある公園で、いろんな遊びを考えるのが楽しかったな。」
楽しいことを見つける名人のピピは、遊具の隙間に木の実を隠して、それを探すゲームや、木の葉で動物の形を作ったりといろんな遊びでみんなを楽しませました。
イオ達の思い出を聞いたスノーとフルアの瞳が輝きます。
(スノー)「ロルト君の公園には、みんなの大切な思い出がつまっているんだね。」
(フルア)「ロルト君の公園で、みんなで遊びたいわ。」

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」123

(イオ)「僕はロルト君の公園の葉っぱ、木の実、お花を使っていろんな工作をしたよ。」
イオは色紙や段ボールなどといった人の手で作られるものだけでなく、自然のものも使って工作をしています。
だから、イオの作ったものは、カラフルで、見ているだけでも楽しいのです。
(ミール)「僕は公園の遊具、木や花壇、みんなの笑い声で、お料理やお菓子のアイデアを思いついたことがあるよ。」
ミールはロルトの公園に行って、遊具や自然、人々からもアイデアを思いつき、滑り台のフルーツパフェやお花のクレープ、カラフルなサラダなど、いろいろなお料理やお菓子を作りました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」122

思い出は形こそなくても、心に残るもの。
大切な思い出は、思い起こすと、その時の笑顔、ぬくもりがよみがえってきて、胸がぽかぽかします。
誰かの楽しかった思い出は、お話を聞くだけでなんだか元気が出てきます。
イオ、ミール、ピピはそれぞれ、ロルトの公園での思い出を話しました。

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