ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」150

イオ、ミオ、レオ達のきらめく瞳と笑顔は、子どもの頃の自分達と繋がっていたからです。
(イオ・ミオ・レオの祖父)「またみんなであの公園に行きたいね。」
(イオ・ミオ・レオの祖母)「老木が倒れて閉められてしまったけど、あの老木は公園のシンボルで、大好きだわ。」
それを聞いた子ども達はワクワクしてきました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」149

それを聞いた子ども達の目がきらめきます。
(ミオ)「おじいちゃん、おばあちゃんにも、大切な思い出があるのね。」
(レオ)「思い出って、ずっと笑っているんだな。」
(イオ)「おじいちゃん、おばあちゃんも一緒にまたあの公園に行きたいなぁ…」
それを聞いたおじいちゃん、おばあちゃんの心に、あたたかい光がともりました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」148

(レオ)「みんなで靴飛ばしをやったんだ。」
(ミオ)「小鳥さんと仲良しになれたのよ。」
それを聞いたおじいちゃんとおばあちゃんはあたたかい笑顔になりました。
(イオ・ミオ・レオの祖父)「わたしも子どもの頃、ブランコに乗って靴飛ばしをやって、靴が見つからなくなって、夕方までかかって探したことがあったなぁ。」
(イオ・ミオ・レオの祖母)「わたしは子どもの頃、ブランコに乗るのが怖かったのだけど、みんなに誘われて、ブランコに乗って靴飛ばしをやってみたの。高いところから靴を飛ばすのが楽しくて、ふわっと浮き上がるのが面白くて、ブランコが怖くなくなったの。」
おじいちゃんとおばあちゃんは 楽しそうに話しました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」147

思い出のお話をすると、楽しい気持ちがよみがえってきて、またみんなで遊びたくなってきます。
(ミオ)「またあの公園で遊びたいわね。」
(レオ)「みんなの笑顔がとってもすてきだったな。」
(イオ)「公園に行く道も、歩くだけでワクワクするよ。」
子ども達のお話を聞いて、おじいちゃんとおばあちゃんもやってきました。
(イオ・ミオ・レオの祖父)「楽しそうだね。」
(イオ・ミオ・レオの祖母)「何かいいことがあったの?」
(イオ)「おじいちゃん、おばあちゃん、あのね…」
子ども達は楽しそうに話し始めます。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」146

(レオ)「イオも小鳥さんと靴飛ばしができるなんて、すごいよ。競う遊びは勝つためだけにやるだけじゃないんだから。」
(ミオ)「わたし達とは違う種族の子とも仲良くなれるなんて、とってもすてきだわ。」
イオはにっこりと笑って、小鳥さんに言いました。
(イオ)「小鳥さん、僕達にすてきな時間をくれて、ありがとう!」
それを聞いた小鳥さんは「ありがとう」というように優しくさえずりました。
この日のことは、イオ、ミオ、レオ、たくさんの子ども達の大切な思い出になりました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」145

(ミオ)「小鳥さんのトントン、かわいいわね。」
(レオ)「こんなところを見られるのも、いい体験だね。」
みんなもにっこり笑いました。
そして、いよいよ靴飛ばしの結果発表。
1番遠くまで靴を飛ばせたのは、レオです。
(イオ)「お兄ちゃん、すごいよ!」
でも、レオは自慢することなく、イオに言いました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」144

(イオ)「小鳥さん、靴飛ばし、上手だったよ。僕達はブランコに乗って飛ばすけど、小鳥さんはくちばしでつつくんだね。何かコツがあるの?」
すると、小鳥は「こんなふうに細かく、でも正確に、トーンとつつくんだよ」というように、イオの肩をくちばしで優しくトントンしました。
小鳥さんのトントンはちょっとくすぐったくて、イオの顔が輝きます。
(イオ)「小鳥さんにトントンされるなんて、初めてだよ。」
みんなも明るい声で言いました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」143

(イオ)「わぁ、小鳥さん…」
小鳥はイオの肩にとまりました。
いつも自分達が見上げる空を飛んでいる小鳥さんが自分のすぐ近くにいるなんて、とてもドキドキします。
みんなも目を丸くしてイオと小鳥を見ています。
(レオ)「小鳥さん、イオのことが好きなの?」
(ミオ)「小鳥さん、イオの肩から見る公園はどう?」
イオは小鳥さんに話しかけました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」142

みんなは楽しそうに言いました。
(レオ)「小鳥さんも靴飛ばしをやりたかったのかな。」
(ミオ)「真っ直ぐに落とせるなんて、小鳥さんも上手ね。」
イオも小鳥さんに言いました。
(イオ)「小鳥さん、ありがとう。」
それを聞いた小鳥は枝から飛び立って、思いがけない場所にとまりました。

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ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」141

「これは何だろう?」「誰のものかな?」と考えているのでしょうか。
そして、小鳥はブランコの方を見ると、小さなくちばしでトーンとイオの靴をつつきました。
みんなは思わず「あっ!」と声をあげました。
木の枝から離れた靴は、真っ直ぐにイオの手元に落ちてきました。
イオは少しドキドキしながら靴を履きます。

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