(ミラリィ)「うわあ〜!」
(リンゲル)「すご〜い!」
超空間は、森に来るときは下に落ちていきましたが、帰るときはどんどん上に上がっていきます。
(エリア)「すごい!ぼくたち浮いてる!」
(ココ)「あたりまえよ。ちょうくうかんのなかではうくものだもの!」
(アキラ)「ココって、超空間のことにも詳しいんだな。」
そのとき、ミラリィが上を指差して言いました。
(ミラリィ)「あっ、出口が見えてきたわ!」
超空間を抜けると、そこはいつもの原っぱでした。
(ミラリィ)「すご〜い!超空間を通っただけで、もどってきちゃった。」
(リンゲル)「でも、ぜんぜん時間はたってないみたいだよ。」
ココがいいました。
(ココ)「あっちのもりにいっているあいだは、こっちのせかいではじかんがたっていないのよ。」
(エリア)「へえ、すごい!」
(アキラ)「それなら安心して向こうの森に行けるな!」
(ココ)「それにしても、このはらっぱすっごくきれい!」
ココのほっぺがピンク色に染まっています。
虹色の瞳がキラキラ輝いています。
(リンゲル)「(ココちゃん、ほっぺがピンク色になって、目もキラキラ輝いてる!すっごくかわいい!)」
(ミラリィ)「きれいでしょう。ここはわたしたちがいつもあそんでいる原っぱよ。」
ココは心をふるわせたように顔を輝かせた後、目を閉じてしあわせそうなかおをしました。
なんだかしあわせな思い出を思い出しているようです。
(リンゲル)「ココちゃん、どうしたの?」
(ココ)「あ、いや、なんでもない。」
こうしてココとリンゲル、ミラリィ、エリアとアキラとの生活が始まったのです。
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