(リンゲルの祖母)「それじゃあ、こうしたらどうかしら。春のものじゃなくて、『自分の春』をみんなに伝えるの。」
(リンゲル)「『自分の春』?」
(リンゲルの祖母)「そう。自分が一番好きな春のすごし方、それが『自分の春』なのよ。たとえば、お花を見るとか、春の食べ物を食べるとかね。それを伝えれば、みんなよろこんでくれるはずよ。」
(リンゲル)「でもみんな、僕の『自分の春』を受け入れてくれるかな・・・。」
(リンゲルの祖母)「大丈夫よ。あなたの仲間じゃない!」
(リンゲル)「うん!ありがとう!行ってくる!」
リンゲルはそう言うと、家を飛び出していきました。その姿をリンゲルの祖母は優しく見送りました。
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