ココのキセキとキズナの大冒険 第19話「おばけと忘れられた笑顔」115

大きな木の美しい葉っぱは、みんなの笑い声を聞いて、いつも優しく揺れています。
そのシンボルの木は、今は倒れて切り株となった、あの「老木さん」でした。
その時は、シンボルの木はまだそれほど歳をとっておらず、「老木さん」ではありませんでした。
ミラリィは考えているうちに、年老いて倒れ、切り株になった今の「老木さん」のことも思い出しました。
老木さんが倒れてしまってからは、寂しさでいっぱいだったけれど、昨夜のみんなやロルトとの時間を通して、老木さんのぬくもりを思い出しました。
大きさや葉っぱがなくなっても、老木さんのあたたかみは変わりません。
考えに浸っているミラリィに、ラブが言いました。

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