(クルム)「それで…みんなが眠っている間にここまで連れて来ちゃって…」
胸を締め付けていることを口に出すと、クルムは胸がズキンと痛み、床に座り込み、うつむき、その瞳からは涙があふれ出しました。
(クルム)「みんなを勝手に連れて来たりして、驚かせて、ごめんなさい…!」
クルムはリト達に顔向けできず、ただただ泣くことしかできませんでした。
クルムは今までで1番泣きました。
みんなを断りもなく知らない世界に連れて来たのは自分勝手だし、みんなの前で泣いてしまうなんてかっこ悪いと思ったけれど、涙は止められません。
悲しそうに泣き続けるクルムに、リト達は言いました。
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