(リトの母)「わたし達鳥の翼には、「風切羽」がついているの。」風切羽をいきおいよくおろすことで、空を飛ぶ力を生み出しているの。風切羽は、翼を持ち上げるときには 縦になって空気を逃がして、おろすときは横になって空気を押し返すしくみになっているの。」
(ラブ)「つばさをあげたりおろしたりすると、どうしてまえにすすむの?」
(リトの兄)「僕達の翼には、前に進むための「初列風切」という羽根がついているんだ。初列風切は「羽軸」の左と右ではばが違ってはばの狭い方が前、広い方が後ろになるようについていて、はばたいて翼をおろすと、はばの広い方、つまり後ろに向かって風が生まれるから、前に進むことができるんだ。」
(ラブ)「とりさんのつばさにそんなしくみがあったんなんて、しらなかったわ。」
(リト)「僕も早くラブちゃん達と一緒に飛んで、空で遊びたいな。ラブちゃん達の飛膜はどんなしくみなの?」
今度はラブ達が答えます。
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